​もっと子どもに自然あそびを

子どもにとって、自然の中での自由な遊びを通して体を動かすことは、運動神経の発達や身体の柔軟性を促すだけでなく、音・色・形・匂い・感触・光・風などいった五感への刺激が脳の成長をも促すと言われています。

また、自然の中でのワクワクする冒険あそびは、創造性と想像性や探究心を伸ばします。そして、身近な生きものに対する発見や驚きは、好奇心を掻き立て、科学の芽を育てます。

さらに、幼少時代に自然が好きになると、自然を大切にするライフスタイルが身につき、持続可能な社会への変革の道につながるのです。

​なぜ地球のエコシステムを学ぶの?

地球が誕生して以来、何十億年もかけてつくり出されたエコシステムの働きのおかげで、いま地球には様々な生きものが暮らしています。そして、私たち人間もその一部なのです。

急速な近代化と都市化によって自然と人間が乖離してしまったかのような今日、このつながりを再確認したいものです。また、未来の持続可能な社会の担い手である子どもたちが、地球のエコシステムを学ぶことを通して、多様ないのちと共生するにはどうしたらよいかを自ら考えることが急務となっています。

 

つまり、この学びは、いま世界中で取り組みが始まっている「ESD(Education for Sustainable development):持続可能な開発のための教育」なのです。

ユニークなプログラム

サステナブル・アカデミー・ジャパンでは、サステナビリティ先進国として名高い北欧の国々の教育理念に学び、さらに古来より畏敬の念をもって自然を大切にしてきた日本の伝統文化を取り入れ、幼児向けプログラムを中心に、次のような特徴をもつ野外教育プログラムを開発しています。

  1. ​地球規模のサステナビリティについて子どもと大人が一緒に考える視点を養う

  2. 私たち人間は、地球上に生かされている多くの生きもの一つであることを五感を通して体得する

  3. ​地球上に生きるすべての人々と生きものにとっての多様性の価値を知る

  4. 子どもたち自らが、話し合い、考え、学習し、行動することを促す

  5. 古来より日本に伝わる良き自然観を伝承する

​野外教育の10の効果

健康な身体をつくります

運動神経の発達を促します

自然に対する好奇心や科学する芽を育てます

豊かな感性を育みます

社会性・協調性を育てます

集中力が増します

ストレスを軽減します

脳の発達を促します

想像力・創造力を育みます

自然を大切にする気持ちを育みます

子どもの発見に寄り添うリーダー

子どもが野外でより効果的に学ぶためには、自然への案内人となる大人の存在が重要です。その役割を果たすリーダーは、子どもの野外遊びや自然観察を見守り、子どもとの対話を通して、子ども自らが考え、学ぶ力を育てます。

サステナブル・アカデミー・ジャパンでは、子どもたちに光合成、物質循環、生態系といった地球のエコシステムの総合的な基本概念を楽しく分かりやすく伝えるための教材や手法を開発し、リーダーの育成を行っています。

世界に注目される日本古来の自然観

日本では、太陽の神(天照大御神)、水の神、山の神、火の神、というように自然にまつわる神々が大切にされ、「おかげさまで生かされている」という自然への畏敬の念と、感謝の心を捧げ、五穀豊穣などを祈る伝統があり、それが地域のさまざまな祭りとして伝承されています。

奈良時代の書物には「山川草木悉皆成仏」とあり、生きものばかりか、モノにもいのちが宿ると考えられ、「針供養」「人形供養」などが行われてきました。このような日本古来から伝わる自然観は、3R(リデュース、リユース、リサイクル)につながる「もったいない」精神と同じように、世界中から経済優先の現代社会を変革する力があると注目されています。

​生きものへのまなざしから学ぶ民主主義

いのちのつながりへの気づきから、すべての生きものを大切にすることや、自然の中で仲間との楽しい活動を通して、違いを認め、すべての人を大切にするという民主主義の基本を身に着けます。

ヒトが育つということ

 

激変するこの時代、世界中の先進国で子ども達の心身の発達に心配な現象が増えています。科学技術が進歩し、便利に暮らせるようになった私たちは、ヒトが動物であることを忘れてしまっていることが影響しているといわれています。

 

ヒトも他の野生生物と同じように、太陽や、緑の木々や、土壌やきれいな水などの自然が生存の大前提として必要であり、どんなに文明が発展しようと、それなしには生きていけません。そしてヒトの身体は、人類誕生以来、それらの自然条件にゆっくり進化してきました。

 

動物として本来経験すべき自然の中での遊びが少なくなった現代っ子は、昔に比べて、様々な生きづらさを抱えるようになっています。アメリカではそのような現象は自然欠乏症候群と呼ばれ、社会現象にもなっています。

 

自然は最高のあそび場、最高の教室、最大の教師。

そして、国際社会の中で必要な社会性といった民主主義の基本が、自然の中で友だちと遊ぶことによって、おのずと生まれるのです。

 

今日の持続不可能な世界を持続可能な方向へとかじ取りできる子どもを育てることは、私たち大人の責務でもあります。ヒトとしての子どもの成長を見つめながら、今私たちに何が求められているかをご一緒に考えてみませんか。

 

 

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